初めての一人で山歩き(日帰り剣尾山からミニ縦走)

栃木県の旅を通して得たことの一つを実現させていこうと思いました。

その一つが「山歩き」です

もともと私は貧血になって倒れたりしていました。

大人になりだんだん悪化して、電車の階段を上るのも「ゼィゼイ」「はぁはぁ」と息切れし、途中で休憩をすることもありました。

手術を行い、電車の階段は最後まで上れるようになりましたが

自分には体力が少ないとは、ずっと感じ・・・思っていました。

(※実際に行ったのは、2022年の2月です。振り返って書いております)

山を歩いてみたいと思ったキッカケ

元々私は山へ興味はありました。

でも、自分の体力やリスクなどいろいろ考えてしまって尻込み。

遭難事故などの情報を目にすると「あ、やっぱり危ないんだなぁ」と思うだけ。

周りが「山なんてしんどいだけやん」という言葉に同意する人間でした。

そんな私でも、心のどこかで「山・・・歩きたい」とはずっと思っていました。

 

そんな私は「ウィンタースポーツを楽しむ」というテーマだけで行動した旅行。

ウィンタースポーツの一つとしてやったスノーシューハイクとアイスクライミングは、マリンスポーツの反対みたいな感覚でやっただけ。

山に興味があるからしたという訳ではありませんでした。

 

でもそこで出会った「山に登る人達」。

この出会いがあったので、心の中でずっと留まっていた「山を歩いてみたい」が表に出てきたのだと思います。

 

そして出会った人からの言葉

「やってみたらいいんじゃない」が心に響きました。

 

とても単純なのですが、少しかじった人ではなく趣味でやっている人ではなくプロの登山家の方の言葉だったから、より響いたのだと思います。

ミーハーだなぁと思いますが

他の場所のアイスクライミングをしていたらなかったキッカケです。

たまたま栃木県を選択し、そこでアイスクライミングをしたから得られたキッカケ。

なので、本当に不思議な感覚を受ける出会いだったなぁと感じています。

 

剣尾山の思い出

山へ行くだけでも、おっかなびっくりな私。

実は一度挑戦しようとして挫折した山でした。

仲間にリーディングしてもらい「ここが良いみたい」とのことで、行ってみたのですが・・・。

剣尾山登山口から階段が続いており、その途中で猛烈な睡魔。

あかん・・・寝てまう・・・

フラフラした足取りに変わり、座れそうな岩に座るとまた睡魔。

少し寝た方が良いのかなぁ・・・」と、目をつむり寝てみました。

あかーん!このまま本当にここで寝てしまう!!」と思って下山することに。

 

そんな思い出があるのがこの山でした。

なぜあの時に猛烈な睡魔に襲われたのかは、きっと「まだ来るな」という意味だったんだろうと感じています。

そして、奮起し再び向かうことにしました。

剣尾山から横尾山のミニ縦走

剣尾山の登山口の近くにはキャンプ場と温泉もあり、低い山でありながら楽しめる場所です。

登山口の近くには木製のテーブルとイスもあるので、入山する前に少し腹ごしらえもできます。

初めは階段ばかりです。

なんか掘られた大岩などを見ながら到着します。

この日は肌寒く感じませんでしたが、剣尾山の山頂付近では少し雪が見れました。

剣尾山の山頂ではたくさんの方が昼食をとっていました。

大岩があるので、そこに座って景色を眺めるのは気持ちよかったです。

他の方も景色が見えるポジションで食べていました。

そして、剣尾山をピストンで楽しむ方と、横尾山へ向かう方と分かれます。

私は横尾山へ向かいました。

横尾山への山道では薄く氷が張っている所がありチェーンスパイクを付けて歩きました。

初めてチェーンスパイクを付けましたが・・・けっこう感動しますね。

「滑らないぞ。わーい」と思いながら歩きました。

そこから地図を見ながら進んでいくと横尾山へ

文字は見づらいですが、横尾山と掘られた木製の看板がありました。

そして下山へ

下山後は温泉に入ることにしました。

キャンプ場から勝手に横断して温泉へ向かうのはNGとされているようで、キャンプ場のスタッフの方にお断りをして向かうことにしました(勝手に侵入&横断しないでくださいと禁止の看板有)。

めちゃめちゃ気持ちよかったです。

運動後の温泉だからというのもあるかもしれませんが、温泉ってやっぱり良いなぁと思えました。

初めての一人山歩きを終えて

行く前は「一人で大丈夫かな」ばかり考えていました。

もし、ダメだ!と思ったら直ぐに引き返すつもりで向かいました。

 

実際に歩いてみると、以前睡魔に襲われた地点でも眠くならず・・・(今回は「帰れ~」と言われていないかなと・・・)。

しんどさを紛らわせるため歌いながら歩いてみたり

休憩がてら景色を眺めたり

下山した時は「自分でもなんとかできるんだ」と達成感があり

険しい道が特になかったのも良かったです。

 

横尾山からの下山時では、道が途中で分からなくなり一度引き返したのですが

その時に出会った方に、下山ルートを教えていただけることになりました。

本当にありがたかったです。

(途中、地図を見ながらウロウロしてしまいました→結局あってました)

 

ご年配の女性の方で、よく剣尾山と横尾山のミニ縦走をされているそうです。

「剣尾山のピストンに来る人も多いけど、私は横尾山の縦走ルートが楽しくて」とおっしゃっていました。

 

山で知らない人と山の話ができるのも初めてで、行ったことのある山の話を伺いながら下山へ。

結果的に助けられながら初めての一人山歩きは終えれました。

でも、こういう『一期一会』というのは、清々しく明るい気持ちになれるんだなぁと気づけた山歩きでもありました。

記録(日記)

Posted by さやか